王蒙（1308－1385），字は叔明，湖州出身，元の有名な画家である。黄公望、吴镇、倪瓒とともに“元四家”と呼ばれる。絵画の領域および歴史上においてかなり高い地位を占める。王蒙の山水画は母親方の祖父赵孟頫から直接に影響され、その後、王维、董源、巨然に師事し、特徴がある。元末に理问官に努め，その後、官を退き、黄鹤山に隠居して，山の中に“黄鹤草堂”を建てた。読書、絵画、茶道などに専念し、黄鹤山人、黄鹤山樵と自称した。明洪武初期、再び安州知事に努めた。朝廷の大臣たちと親密に付き合い、会稽郭傅，僧知聪曾とともに胡维庸のお宅で絵画を鑑賞していた。洪武十三年（1380年），明太祖朱元璋“谋不轨”の罪で胡惟庸家族全員に処罰を与え，王蒙も連帯責任で捕まり、獄中でなくなった。王蒙は黄鹤山で二十年あまり隠居し、“黄鹤山人”、“黄鹤山樵”と落款した山居图はほとんど皋亭山の風景である，《秋山草堂图》、《春山读书图》、《煮茶图》、《谷口春耕图》などが挙げられる。そのうち、自分が隠居していた住所を明確に描いた絵画が沢山あり、これらは皋亭山の珍しい人文的な資源でもある。